株式会社wiwiw(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岸田 徹)は、2022年2月16日、同社クラウドサービス「キャリアと育児の両立支援プログラム」利用中の育児休業から職場復帰予定のユーザーに向けて、「職場復帰セミナー~夫婦で参加しよう!先輩パパ・ママの座談会付き~」を開催しました。その実施後のアンケートで改めて浮き彫りになった両立不安について、レポートいたします。
■職場復帰セミナー (開催レポートはこちら)
・概要:
第1部 座談会…育児休業を取得した男性、2人の保育園児を育てながら両立している女性、そして小学生と中学生の子育てをしながら両立している女性の3名を迎えて、どのようにキャリアと育児を両立しているのか、お話しいただきました。
<パネリスト>
覚嶋 秀一 氏 株式会社 北陸銀行
幅 愛弓 氏 三菱地所プロパティマネジメント株式会社
髙橋 美穂 氏 バルセロナ五輪 テコンドー女子代表、株式会社ネットラーニング
第2部 講義&交流会
<講師>
三輪 英子 /株式会社wiwiwセミナー講師、株式会社キャリアクリエイション代表取締役、実践女子大学非常勤講師、キャリアコンサルタント(国家資格)
・申込ユーザ企業数:49社(金融業、メーカー、情報通信、建設、不動産等)
・ユーザ申込者数:181名
・オブザーブ申込者数(人事担当者):67名(62社)
■職場復帰セミナーアンケート回答者数(ユーザ):70名
■アンケート形式:開催後のウェブアンケート
年々、職場復帰セミナーの参加者が増え、両立意識の高まりが感じられます。しかし、多くの方が両立不安を感じており、育児両立はいまだに組織および社会の課題の一つであると感じました。
これまでは、家事育児を妻が抱え込み、夫の参画はあきらめている人が多い傾向にありましたが、夫婦で両立しようと具体的に夫婦で話し合いをしている人が増えており、自分自身のキャリアについても真剣に考えている様子もうかがえました。
キャリア思考が少しずつ高まってきている中、育児期はあきらめるしかない、育児をしながらのキャリア両立はイメージできないという人が多く、組織においては「育児期でも仕事を続けるための支援」から「育児期でもキャリア形成していく支援」への転換が求められます。それに伴い上司は、「配慮」だけでなく「適切に育成する」マネジメントスキルが必要となっています。
柔軟な働き方に対する切実な希望が多く、一定の職種だけの在宅勤務だけではなく、幅広い職種での在宅勤務、また「場所」だけではなくフレックス制度などの「時間」の柔軟性が求められています。
約9割の方が両立不安を感じており、約半数がキャリアに関する不安、約4割が働き環境の変化に対する不安を感じていました。
また、フリーコメントからは、以下のようなさまざまな両立不安が読み取れました。
両立しながらキャリア形成できるのかワンオペ子どもが小学生になったときの両立方法体力、精神力仕事上の役割・責任が果たせるか成果をあげられるか同期に遅れをとる残業、出張子どもとしっかり向き合えるかコロナによる休園
約7割が、話し合っている、話し合った、話し合う予定と答え、約3割が、話し合ったがあきらめた、話し合っていない、と答えました。
だんとつに多かったのが、柔軟な働き方でした。また、育児両立に対する理解と支援、また、上司は配慮してくれているけれど、周囲の理解も広げてほしい、ていねいにコミュニケーションをとって一緒に考えてほしい、という声も多くありました。
wiwiw(ウィウィ)は、2000年に株式会社資生堂で生まれて以来一貫して、企業・団体のダイバーシティ推進を幅広くサポートしています。資料請求や面談のご希望など、どうぞお気軽にお問い合わせください。