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2022年度に育児休業から復帰する人の両立に関するアンケート結果

作成者: 株式会社wiwiw編集部|2022/03/09 4:52:46

株式会社wiwiw(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岸田 徹)は、2022年2月16日、同社クラウドサービス「キャリアと育児の両立支援プログラム」利用中の育児休業から職場復帰予定のユーザーに向けて、「職場復帰セミナー~夫婦で参加しよう!先輩パパ・ママの座談会付き~」を開催しました。その実施後のアンケートで改めて浮き彫りになった両立不安について、レポートいたします。

目次

■職場復帰セミナー (開催レポートはこちら

・概要:

第1部 座談会…育児休業を取得した男性、2人の保育園児を育てながら両立している女性、そして小学生と中学生の子育てをしながら両立している女性の3名を迎えて、どのようにキャリアと育児を両立しているのか、お話しいただきました。

<パネリスト>
覚嶋 秀一 氏 株式会社 北陸銀行
幅 愛弓 氏 三菱地所プロパティマネジメント株式会社
髙橋 美穂 氏 バルセロナ五輪 テコンドー女子代表、株式会社ネットラーニング

 

第2部 講義&交流会

<講師>
三輪 英子 /株式会社wiwiwセミナー講師、株式会社キャリアクリエイション代表取締役、実践女子大学非常勤講師、キャリアコンサルタント(国家資格)

 

・申込ユーザ企業数:49社(金融業、メーカー、情報通信、建設、不動産等)  

・ユーザ申込者数:181名

・オブザーブ申込者数(人事担当者):67名(62社)

 

■職場復帰セミナーアンケート回答者数(ユーザ):70名

■アンケート形式:開催後のウェブアンケート

アンケート結果による提言

年々、職場復帰セミナーの参加者が増え、両立意識の高まりが感じられます。しかし、多くの方が両立不安を感じており、育児両立はいまだに組織および社会の課題の一つであると感じました。

これまでは、家事育児を妻が抱え込み、夫の参画はあきらめている人が多い傾向にありましたが、夫婦で両立しようと具体的に夫婦で話し合いをしている人が増えており、自分自身のキャリアについても真剣に考えている様子もうかがえました。

キャリア思考が少しずつ高まってきている中、育児期はあきらめるしかない、育児をしながらのキャリア両立はイメージできないという人が多く、組織においては「育児期でも仕事を続けるための支援」から「育児期でもキャリア形成していく支援」への転換が求められます。それに伴い上司は、「配慮」だけでなく「適切に育成する」マネジメントスキルが必要となっています。

柔軟な働き方に対する切実な希望が多く、一定の職種だけの在宅勤務だけではなく、幅広い職種での在宅勤務、また「場所」だけではなくフレックス制度などの「時間」の柔軟性が求められています。

設問と回答結果

Q. 復職後に対する不安について

約9割の方が両立不安を感じており、約半数がキャリアに関する不安、約4割が働き環境の変化に対する不安を感じていました。

設問:復職後に対する不安について、当てはまるものをお答えください。(複数回答)の回答

また、フリーコメントからは、以下のようなさまざまな両立不安が読み取れました。

両立しながらキャリア形成できるのかワンオペ子どもが小学生になったときの両立方法体力、精神力仕事上の役割・責任が果たせるか成果をあげられるか同期に遅れをとる残業、出張子どもとしっかり向き合えるかコロナによる休園

<フリーコメント抜粋>
・子育てとの両立の中でキャリアアップに繋がる仕事ができるか。子供としっかり向き合えるか不安。
・2度の育休取得と会社の残業前提の働き方体制を考えると、将来のキャリア可能性が見えない。
・新小学生と保育園入園復職の新生活をスムーズに移行させるためにどうしたらよいかシミュレーション等しているが、まだ学童も決まらず詳細がわかならいので解決方法を探すことができないことが不安です。
・夫が激務でワンオペな上、コロナもあり不安。休園も多く、その場合コロナの制約によりサポートも受けられないことも多いと聞いたので。
・子供の体調不良等が重なったときに夫とうまく分担してやり繰りできるかが不安。
・仕事から離れている中で、自分のキャリアイメージが描きづらくなっている。
・仕事と育児で休息が取れるか不安。前回復帰した際にはコロナの影響でリモートワークだったが、今回の復帰でリモートワークができるのか、コロナが収束してから完全出社になったときに体力がもつのか不安。
・これまでワークライフバランスが仕事9割、プライベート1割だったが復職後は仕事の割合が減少せざるを得ない。従来の仕事のパフォーマンスを復職後維持できないと考えている。そうした場合、マミートラックに陥らないか、割り切って考えを変えられるか(周囲の同ポストは昇格していくが自分は育児があるから仕方ない)不安。
・キャリアに対して攻めではなく守りの思考になっている。守りの心理から、諦めて退職にだけはならないよう目標をかなり手前に置いてしまっている。これでいいのか?
・1人担当の業務です。子供の突発的なトラブルに対応できるか、両立できるか、私の心が頑張れるか、不安はたくさんです。
・営業職として成果をあげれるかどうか。
・復帰に伴い異動することになり、新しい仕事と保育園生活のスタートが同時になるため不安です。
・時間に追われて仕事をこなすことへの不安。やりたくてもできないストレス(仕事)。
・産前は残業、出張が当たり前だった中で、同じ職場に復帰するため、これまでと同じ働き方はできない不安。
・出産前は管理職を目指すつもりでいたが、出産後、育児の大変さから、両立は難しいのでは?と考えています。

Q. パートナーと復帰後の具体的な役割分担の話し合いについて

約7割が、話し合っている、話し合った、話し合う予定と答え、約3割が、話し合ったがあきらめた、話し合っていない、と答えました。

設問:パートナーと復帰後の具体的な役割分担(家事育児など)の話し合いについてお聞かせください。の回答

Q. 会社・上司に対して期待すること

だんとつに多かったのが、柔軟な働き方でした。また、育児両立に対する理解と支援、また、上司は配慮してくれているけれど、周囲の理解も広げてほしい、ていねいにコミュニケーションをとって一緒に考えてほしい、という声も多くありました。

・柔軟な働き方
・育児両立に対する理解と支援
・上司意外の一般社員への意識改革
・定期的なコミュニケーション
・キャリア形成支援
・職場での人手不足の解消
・男性の家事育児参画の推進(自社もパートナーの所属する企業においても)
・情報、選択肢の提供
・休業中の会社の状況に関する情報提供
・子育てでなく介護、病気療養など様々な事業をもった社員が活躍できる職場環境づくり
・職場における旧姓の継続利用(社内外のやり取りが断絶する場合がある)
・ダイバーシティの理解(均一化することがダイバーシティ推進ではない)
・ロールモデルの情報提供
設問:パートナーと復帰後の具体的な役割分担(家事育児など)の話し合いについてお聞かせください。の回答

 

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